薬・サプリと色素沈着の基礎知識
「飲むもの」とメラニンの関係を整理
はじめに
「美白サプリを飲めば、メラニンが減って真っ白になれる？」
「くすみやすいのは、体質？ ホルモン？ 薬のせい？」
そんなご質問をいただくことが増えてきました。
まずはサプリとメラニンの関係をシンプルに整理し、そのうえでお薬との関わり、最後にローマピンクの役割についてお話しします。
※当サロンは医療機関ではありません。薬の開始・中止・変更は必ず担当医にご相談ください。
1. メラニンとサプリの関係
メラニンは「黒ずみの原因」というイメージが強いですが、本来は
- 紫外線から細胞を守る
- 刺激や炎症から肌を守る
大事な防御システムでもあります。
問題は、必要以上に作られたメラニンが長く残ってしまうことです。
ビタミンや抗酸化系サプリの役割
よくある「美白・くすみケア」のサプリは、だいたいこのあたりの成分がベースになっています。
- ビタミンC・Eなど
- L-システインやグルタチオンなど
- ポリフェノール・カロテノイドなどの植物由来成分 など
これらは、
- 紫外線やストレスによる酸化ダメージを減らす
- 炎症のあとに色が残りにくい状態をサポートする
といった、“土台づくり”としての役割がメインです。
ポイント
- 「飲んだら急に真っ白」ではなく、
👉 “焼けにくい・くすみにくい肌に整えていく補助” というイメージが現実的。 - 効果の出方にはかなり個人差があり、
👉 サプリだけで、濃い色素沈着が劇的に消えるわけではありません。
2. サプリを選ぶときに気をつけたいこと
① 成分の“攻めすぎ”に注意
- 複数の美白成分を高容量で重ねるほど良い、とは限りません。
- 肝臓や腎臓の負担、ホルモンバランスとの相性など、内側のリスクもゼロではありません。
② 飲み合わせ
- 処方薬や別サプリとの飲み合わせで、思わぬ副作用につながることもあります。
- 持病や常用薬がある方は、
👉 サプリも「飲み物ではなく“軽いお薬”くらいの感覚で」 主治医に一言相談を。
③ 「サプリで全部解決」は危険
- こすり洗い・レースやタイト下着・自己流ピーリングなど、
外側からの刺激が続いている限り、メラニンは作られ続けます。 - サプリはあくまでサポート役。
👉 主役は「こすらない・守る・潤す」という物理的なケアです。
3. 薬と色素沈着の関係
詳しい薬の名前はここでは挙げませんが、皮膚科では
- 一部の抗生物質
- 一部の心臓・血圧のお薬
- 抗てんかん薬・抗うつ薬
- ホルモン系（ピルなど）
などが、色素沈着に関わることがあると知られています。
仕組みとしては、
- メラニンが作られやすくなる
- 薬そのものや代謝産物が皮膚に沈着する
- 薬の影響で光に敏感になり、日焼けや炎症の“あと”が残りやすくなる
…といったパターンがあります。
こんな時はいったん医師に相談を
- ある薬を飲み始めてから、全身的にくすみが増えた気がする
- 顔だけでなく、唇・乳首・脇などもゆっくり濃くなっている
- 日焼け止めや摩擦ケアを見直しても、どうしても戻りやすい
👉 そんな時は、
- 飲んでいる薬・サプリをメモ
- 処方された科（皮膚科・内科・婦人科など）で
「色が濃くなった気がする」と率直に伝える
自己判断で中止・変更しないことが大前提です。
4. 外側でできる“今日からのベースケア”
サプリや薬の話は一旦置いて、
誰でも今日からできる、色素沈着を増やさない習慣を整理します。
- 洗浄：ナイロンタオルやスクラブで“こすらない”
- 拭き取り：タオルは押さえ拭きに統一
- 保護：入浴後保湿
- 素材：綿×シームレスを基本に
- 自己処理：刃やワックスで何度も同じ場所をいじらない（電動トリマーなどへ置き換え）
「増やさない」ことを徹底すると、サプリや外用ケアの効果も出やすくなります。
5. それでも気になる“見た目のくすみ”に—ローマピンクという選択肢
サプリや生活習慣の見直しで
「新しいダメージを増やさない」土台を作りつつ、
それでも
- 唇
- 乳首
- Yライン
- 脇 など
長年のメラニンの蓄積による“見た目の濃さ”が気になる場合、
外側からのやさしいトーンケアとしてローマピンクという選択肢があります。
ローマピンクの特徴（当サロンの考え方）
- 針・麻酔・色素は使用しない
- 非侵襲のトーンケア（医療行為ではありません）
- 剥離中はワセリンのみで保護し、
剥離後にアフタークリームを「その人に合う頻度」で使用
（毎日が正解とは限らず、隔日／夜のみなどに調整することもあります） - 経過の目安は
- 見えはじめ：約1ヶ月
- 完成：約3ヶ月
※個人差あり。年齢分のメラニンが蓄積しているため、“じわじわ整えていく”イメージです。
当サロンは認定ローマピンクサロンとして、
来店時のカウンセリングと、LINEでのアフターカウンセリングを組み合わせて、
- サプリや薬の状況（※変更判断は医師）
- 生活習慣・自己処理・下着の素材
- 肌の反応（赤み・つっぱり・乾燥の出方）
などを伺いながら、無理のないケアプランを一緒に組み立てていきます。
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